留学生レポート

ローマから留学レポート【2015年受賞 穴澤さん】

KFC2015で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している穴澤さんから留学生レポートが届きました。

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KFC2015で受賞し、現在イタリアに留学させてもらってます穴澤です。こちらに来て4ヶ月が経とうとしています。
7月の末からローマでの生活が始まり、11月の半ば頃までは語学学校に通っていました。やっとこれからアカデミア校の授業が始まります。最初の1ヶ月は、生活に慣れるのに大変でしたが、先輩方にアドバイスを貰いながら恵まれた環境で徐々に慣れて行きたした。生活費は、思っていたよりかからなかったです。東京に住むよりも安いのではと思います。語学学校期間中は、同じくアカデミア校に通っている先輩のコンテストを観にミラノへ行ったり、MICAMの展示会を観に行ける機会があったので観に行かさせて貰いました。新鮮なものが多く楽しみながら、色々なことを感じて日々をおくっています。現在はアカデミア校に向け、ポートフォリオを作ったりして準備を進めています。

最後にミラノそしてアカデミア校の図書室、ローマです。

 

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穴澤さんレポートありがとうございます。イタリアでの新しい生活にも慣れ、いよいよ本科が始まりますね。これからも楽しみながら、たくさんのことを吸収して頑張ってください。

ノッティンガムから留学レポート【2015年受賞 山本さん】

KFC2015で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している山本さんから留学生レポートが届きました。

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ノッティンガムトレント大学に留学中の山本です。こちらに来て早二ヶ月経とうとしています。最初に、この生活を単純に表すと”すごく楽しい”です。当たり前かもしれませんが、日本とは全く違う人、物、環境の中にいるので、毎日外に出てこの刺激を目一杯楽しんでいます。

到着してすぐにパリの旅行があったり、生活するにあたり身の回りを整えたりで最初は非常にドタバタしていましたが、今はかなり落ち着きました。パリの旅行はパリのファッションウィークに合わせて行った旅行です。インビテーションはなく自分たちで会場に突撃する感じなので、今回ファッションショーは残念ながら見ることができませんでしたが、パリの生地屋、ヴィンテージショップ、話題のセレクトショップや街の人々が素晴らしかったので、それだけでもかなり自分の中の引き出しを増やすことができたと思います。

大学は、授業や講義はほとんどありません。自分でスケジュールを立てて期日までに進めていく必要があります。トワルを組んだりパターンをひくのに先生のアドバイスがほしいときは、事前に予約すれば教えてもらうことができます。だいたい週に一度か二度くらい卒業コレクションとコンテスト(最悪二つは出すことが必須)のミニプレゼンテーションを先生に行い、フィードバックをもらう時間があります。そのレクチャーは5-6人のグループで行うものなので、一人一人先生にしっかり指導していただけます。グループの生徒からの意見も聞けるのでとても勉強になります。自分もそこではちゃんと発言しなければいけないので、予め言うことを英語でまとめておく必要があります。また、皆コンセプトやイメージ集めに多くの時間を割いて掘り下げており、その考え方や発想を共有できる時間でもあります。クラスには留学生もたくさんいて、様々な国から来た学生と話をするのは本当に面白く、日本から来た私だからこそ表現できるものは何かということを考えさせられます。
今は卒業コレクションとコンテストに向けてのイメージとトワルを作成中です。ミシンやアイロン、作業台があるスタジオには自由に出入りできますが、1年生も2年生も同じスタジオを使うので、机が占領されて全然作業ができない日も多々あります。図書館は24時間出入りでき、本もとても充実しており、パソコンにはフォトショもイラレも入っているので、作業できない日は図書館にいることが多いです。
ここにくるまでこんなに授業がないと思っていなかったので、スケジュールを組むのが苦手な私はまだこの漠然とした自由な時間に少し戸惑っています。期日さえ守れば、いくらでも手を抜けるし、追い込もうと思えばいくらでも追い込める、限られた時間をどう過ごすか、日々自分との戦いです。語学の壁もまだまだ払拭しきれていません。この二ヶ月、言葉も含めて慣れないことの連続で何度も間違えたり、失敗したり、恥ずかしい思いをしました。しかし、失敗してもいい!と開き直って前に進むことが大切なのかなと最近実感しています。自分への課題が山のようにありますが、焦らず、気負わず、努力を惜しまず、頑張ろうと思います。
年明けからはコンテストやコレクションに向けての怒涛の日々が待ち受けていると思うので、学校の開いていない冬休み一カ月間はヨーロッパ旅行しつつ、日本に帰りつつ、刺激をうけながら、じっくりコレクションの方向性をかためていきたいと思っています。

明日はロンドンの生地屋に行ってきます。ノッティンガムには生地がほとんどないので。

写真はロンドンの写真と今日の立体のワークショップの様子です。このワークショップは年に1回日本から佐藤慎権(さとうしんご)さんというパターンのスペシャリストを招いてレクチャーを受けるというのものです。佐藤さんは日本でも教えつつ、ヨーロッパの有名な学校でも特別講師としてパターンを教えていらっしゃいます。今日の授業もとても簡単で分かりやすく楽しかったですし、ここで日本の方に会えたことが非常に嬉しかったです。

最後になりましたが、こんな貴重な体験をさせていただけていることに心から感謝しています。本当にありがとうございます。

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山本さんレポートありがとうございます。留学をスタートし、新しい環境に刺激を受け、楽しみながら前向きに頑張っていらっしゃる様子が伝わってきました。これから特に寒さも厳しくなると思いますので、体調に気をつけて頑張ってください。

ノッティンガムからの留学レポート【2014年度受賞 西さん】

KFC2014で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学していた西麻衣さんから留学生レポートが届きました。

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ご無沙汰しております。イギリスのNTUに留学しておりました西です。

 5月末に学校内で開かれた卒業コレクションの発表が無事に終わり、6月初旬にロンドンで開催されるイギリス中の選ばれた学生が参加出来るGRADUATE FASHION WEEKに参加してきました。このショーは先生が選抜を選ぶのではなくGRADUATE FASHION WEEKの委員の方によって選抜が決まるようで、参加者発表の時はクラスのみんながそわそわとしていましたが、前年度同様に神戸ファッションコンテストからの留学生2人(阿部くんと私)も参加することができました。
  参加することが決まってから当日までは一週間もなく、あれやこれやと先生からの指示で作品の変更や、また新しい作品を作るざる終えない友人もいて、本当に毎日が慌ただしかったです。私たちの学校からは2人がGRADUATE FASHION WEEKでアワードを取ったようです。
  GRADUATE FASHION WEEKは本当にイギリスでは影響のある卒業ショーのようで、企業からのオファーや海外の学校からのオファーもあるので、このGRADUATE FASHION WEEKに出ることの凄さを出演した後もひしひしと感じております。
  こちらがGRADUATE FASHION WEEKに参加した時の写真です。
 留学を終えて、一番感じたのはもっと英語を勉強しておけば良かったと思いました。私の場合運良くクラスメイトにも恵まれており、聞き取れなかったところは後で紙に書いてくれたり、移動教室で分からない時は、一緒に行こうと声をかけてくれ、提出物や期限日などの重要な内容は改めてメールで知らせてくれるなど本当に親切で、友人にはとても感謝しております。
  今回の留学でとても勉強になったことはポートフォリオの制作です。海外の服飾学生のセンスの良さや、コンセプトからのデザイン展開などどの学生も本当に内容の濃いポートフォリオを作っており、そのことについて相談したりアドバイスをお互いに言ったりすることがとても良い経験になりました。
  これから留学するみなさんも語学勉強と制作と忙しくなると思いますが、必ず次ぎに繋がるものがあると思いますので、頑張って下さい。

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 ノッティンガムの西さんから留学を終えた感想等を含めたレポートをいただきまし た。語学の製作について大変さが伝わってきました。これからは次のステップに向かって、今回の経験を活かしていただければと思います。これから留学を目指している方もぜひ参考にしてく ださい。

パリからの留学レポート【2015年度受賞 橋さん】

KFC2015で受賞し、フランスのサンディカ校(クチュール組合学校)への留学準備中の橋七夏海さんからレポートが届きました。

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サンディカ校に留学します、橋です。

少し早めに渡仏し、今サンディカ校に入学する前にフランスにある語学学校「アリアンスフランセーズ」に通っています。この学校は日本にもあるとても大きな学校です。クラスの雰囲気はとてもいいです。ほぼ全員違う国籍の人が集まっており、英語が苦手な私も頑張ってコミュニケーションを取っています。年齢もバラバラで集まっている理由も様々でとても楽しいです。

現在、ホームステイをしています。とても親切なフランス人で、私のめちゃくちゃなフランス語を直してくださったり、買い物に一緒に行って、いろいろなことを教えてくれました。とても新鮮です。スーパーには見たことのない野菜が並んでいて、日本でお馴染みのモヤシとかを見るとほっとします。(笑)

先日すごい量の雨が降ってセーヌ河が氾濫ました。日本でもニュースになっているようでびっくりしました。私の住んでいる地域は全然大丈夫でしたが、郊外の被害がすごいらしく野菜の物価が上がりそうです。

渡仏後2日目に、一人でエッフェル塔に上ってきました。すごかったです。

書くことがいっぱいあってなかなかまとまらないですが、これからしっかりレポートを書いていこうと思います。

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 パリの橋さんから留学準備中の様子のレポートをいただきました。渡仏後のわくわく感が伝わってきます。秋からのサンディカでの留学に備えて言葉の習得は非常に大事なので、多くの人とコミュニケーションを取りながら授業についていける語学力を身に着けてください。

ノッティンガムからの留学レポート【2014年度受賞西さん】

KFC2014で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している西麻衣さんから留学生レポートが届きました。

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ご無沙汰しております。Nottingham Trent Universityに留学中の西です。

来週の木曜日(5月26日)のshowに向けて、ここ1、2ヶ月は月曜日〜日曜日まで毎日学校に缶詰状態で、何かと慌ただしい毎日を過ごしております。

入学当時に比べるとクラスメイトとも毎日会話するようになり、お互いの制作の意見なども話すようになりました。また、講義が別の教室である際にはクラスメイトが、声をかけて連れて行ってくれ、課題提出日も後日改めてメールで教えてくれるなど、友達には恵まれた環境の中で学生生活を送れています。

日々の生活では、食事は基本的に毎食自炊をしております。とは言っても疲れすぎてお弁当を作ることをうっかり忘れてしまった時には、学校内のカフェや食堂で2~4£(約350円~700円)で昼食を取ることが出来るので食事面では困ったことはまだありません。

現在はフラットシェア(日本で言うシェアハウス)で各自一部屋あり、バスとキッチンは共有といったかたちで生活しておりますが、生活リズムが少しづつお互いに違うので、各自使いたい時に使えているので毎日スムーズに生活出来ております。

最後に少し前ではありますが、2月に行ったパリでの写真で終わらせていただきます。

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ノッティンガムの西さんから、留学生活の様子についてのレポートをいただきまし た。留学生活も終盤に突入し、卒業制作等で毎日忙しくしている様子がうかがえます。今後、デザイナーとして活動していく上での貴重な財産になると思いますので、これからも素敵な仲間をたくさん作ってください。これから留学を目指している方もぜひ参考にしてく ださい。

パリからの留学レポート【2014年度受賞 淺野さん】

KFC2014で受賞し、フランスのサンディカ校(クチュール組合学校)へ留学している淺野友行さんから留学生レポートをいただきました!

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こんにちは。
サンディカに留学中の浅野です。
パリコレシーズンと学校の課題が落ち着き、またすぐに最後の課題にうつっています。
サンディカのデザイン提出は大抵の子がA3のしっかりまとめられた作品とA4の軽く100はこえるデザイン過程のファイルを持って提出します。Technique de montageの授業ではクラシックな手縫いのテーラーなどを学びます。時間がとてもかかりますが、学んだことの無い授業なので、とにかく学べるものは吸収しています。


フランス語では伝えたくても伝わらないことが多々あり、課題の多いサンディカではフランス語を勉強する時間もありませんので、なるべく日本で勉強してくることをおすすめします。

また僕の場合は幸運にもアンダーカバーで、パリコレの手伝いを前回に引き続きやらせていただき、色々と大変なことや忙しくて準備不足だったりはありますがとても充実しています。クラスの子も優しい子が多く色々と聞きながら授業をうけてます。

また齋藤さんがサンディカにきてくださって校長先生と一緒に写真をとらせていただきました。齋藤さんにはお食事に連れて行ってもらったり貴重な話をさせていただいたり、パリのお父さんです。とても感謝しております。

最近神戸の受賞者である阿部くんと西さん、それと同じパリの絵里子さんと集まることができ、近況を話し合いました。留学してからも現地で集まることができるのは嬉しいですね。

最後にとても嬉しいことにアンダーカバーのデザイナー高橋盾さんと写真をとらせていただいた時の写真をのせます。本人から許可をもらえました。パリで活躍するデザイナーを間近で見ることができ、とても刺激をもらえました。

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充実した日々、時間を過ごされているようですね。阿部くん、西さん、椎尾さん、淺野くん4人の写真もありがとうございました。みなさんの元気そうな姿を見れてほっとします。また、齋藤先生のあたたかいお心遣いには本当に感謝ですね。淺野くんありがとうございました。

パリからの留学レポート【2014年度受賞 椎尾さん】

KFC2014で受賞し、昨年の9月からフランスのエスモードパリへ留学している椎尾絵里子さんから留学生レポートをいただきました。

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エスモードパリ校に留学中の椎尾絵里子です。

フランスに来てから5ヶ月程が経ち、1月から卒業コレクションの制作が本格的に始まりました。
エスモードでは、入学してから2ヶ月に1回ほどの期間で、Pré-juryという審査会があり、神戸ファッションコンテストの審査員で日本にも来て下さったクリスティーヌ先生を含め、毎回数人の先生方の前でどのようにコレクション制作を進めているのか発表して審査を受けます。
審査会では、自分の言いたい事がフランス語ではまだ上手く説明できなかったり、とっさに答えられないので英語で行っていますが、先生からの質問、ボードやレポート制作などはフランス語です。
普段の授業は全体の2/3程が自習のような感じですが、Modélisme(ドレーピング)とStylisme(デザイン)の先生に質問しながら次の審査会に向けての準備を進めるという形で学校生活を送っています。

私が通っているコースは午後から始まるのですが、たまに午前にもマーケティングやプロダクトの授業があり、この授業は3〜5コース合同で行われます。
午前の授業が無い時は、美術館に行ったり(ほとんどの美術館がパリ市内の学生であれば無料か26歳以下対象の割引があり、気軽に行けます)アンティーク・マーケットや古着屋さんにリサーチに行ったりして過ごしてます。
また、5区のカルチエ・ラタンに古い映画ばかりを上映している映画館がいくつもあり、午前中だと1本4ユーロで見られたりするので、最近は日本にいた時よりも映画を見る機会が増えました。

最後に、この間校外学習で行ったPremière Visionの写真で終わりにしたいと思います。新しいシーズンのトレンドや、素材などが一堂に会していて凄く勉強になりました。(肝心の生地やトレンドは撮影禁止だったのでよくわからない写真で申し訳ないです)

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学校の授業の様子、そして休日の過ごし方などのレポートをいただきました。留学生活をより実りあるものにするためにも、語学の勉強は本当に大切です。椎尾さんありがとうございました。

ノッティンガムからの留学レポート【2014年度受賞 西さん】

KFC2014で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している西麻衣さんから留学生レポートが届きました。

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ご無沙汰しております。Nottingham Trent Universityに留学中の西麻衣です。渡英してようやく生活にも慣れてきました。

 今現在、BAの最終学年にて卒業制作をしております。私自身、日本の学校でニットを学んでいたので、島精機とSTOLLの自動横編み機が各2台、プログラミングのソフトが入っているPCが10台ほどある素晴らしい環境で作品作りを行っているので、毎日とても有意義な学生生活を送れています。私の学年は授業はほとんどなく、自分で学習計画を立て卒業制作を進めていくので、数ヶ月後の予定を考えながら作業をしています。授業はほとんどないと言いましたが、制作で分からないところがある場合は、2D tutorial、3D tutorialでパターンや立体の分からない部分をテクニシャンの方々に教わったり(予約制)、group tutorialといった先生一人に対して5〜6人の生徒で自分の制作の進み具合やディスカッションする場があるので、クラスメイトは基本的に毎日学校で作業している人が多いと思います。

 学校の施設は本当に素晴らしく、ニットはもちろん、本格的な自動刺繍機、デジタルプリント、捺染、レーザーカッター、ガラス、木材、セラミックなどといった様々な施設があり、それぞれの分野に必ずテクニシャンの先生がいるので本当に制作作りにはもってこいの場所だと改めて実感しております。

 また、NTUは大学なのでファッション以外の学生もたくさん在籍しており、クラブ活動などもたくさんあるみたいです。私自身はStrings Orchestraに先週から参加していて、もちろん楽器は学校が所持しているviolinを借りているのですが、作業で毎日忙しいですが、音楽が良いリフレッシュになってまた、明日も頑張ろう!と思えるので制作以外にも色々な体験や経験ができるのはNTUだからなのかと思います。

 2015年度の受賞者が決まって、早二ヶ月が過ぎたところなのでしょうか?NTU留学の方とイギリスで会えることを楽しみにしております。

 最後に私がほぼ毎日いるニット室の写真で今回のレポートを終わらせていただきます。

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阿部くんに続き、ノッティンガムの西さんから、学校の授業の様子、そして充実した施設についてのレポートをいただきました。また、授業以外にStrings Orchestraに参加され、素敵な大学生活をおくられているようですね。2015年の受賞者の方も、これから留学を目指している方もぜひ参考にしてください。

ノッティンガムからの留学レポート【2014年度受賞 阿部さん】

KFC2014で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学している阿部光希さんから留学生レポートが届きました!

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ノッティンガムトレント大学に留学中の阿部です。
ノッティンガムに来て6ヶ月近くが経ちました。正直、日本で学んでいた時よりも時間があっという間に感じています。というのも、僕らBAの最終学年は卒業コレクションがあり、そのスケジュールが思っていたよりもタイトだったためです。

僕らには一週間に一度チュートリアルという先生への簡単な卒業コレのプレゼンがあり、逆に言ってしまえばそれ以外はフリーです。なので授業は自分の好きなように入れていくシステムで、例えば卒業コレでの3Dカッティングがわからなければ3Dカッティングの授業にでて先生に教えてもらう。というように卒業コレクションまで生徒自身が細かいスケジュールを組み立てていく必要があります。僕個人としては、とても効率的で自分に合っているように感じています。

日本の学校との違いとして、やはりリサーチに時間をかける印象が強いです。生徒一人一人が分厚いポートフォリオを持っていてその中にテキスタイル、ディテール、アイデアソース、ドローイングなどが詰め込まれていて見ていてとても勉強になりました。それと作業中に全く知らない生徒が突然話しかけてきて、「とっても面白い作品ね。どうやってスタートしたの?。インスピレーション源は?」などと質問をして、純粋にデザインを楽しんでいる感覚が伝わってきました。それでも日本の学生の強みも感じ、とくに技術面は高く作業がはやいなと思います。

教室は広い作業部屋がいくつかあり基本的にみんな自由に使っています。前回記述した通り、設備がそろっているのでトライしてみたいことやわからない事があれば先生に相談することでとても親身にいいアドバイスをくれます。なので臆病にならずに積極的にいく事が大事だなと感じました。

最後に教室の写真やチュートリアル風景、全く関係ない僕と同居人の写真で締めたいと思います。

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留学をして新しく気づくこともたくさんあると思います。そうした刺激がどのように作品に反映されるのか、今後がとても楽しみです。

 

ローマからの留学レポート【2014年度受賞粂原さん】

KFC2014で受賞し、イタリアのアカデミア校へ留学している粂原翼さんから留学生レポートが届きました!

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 ご無沙汰しております。アカデミア・コストゥーメ・モーダの粂原翼です。

去年の11月から私の通うマスター・アルタモーダのコースが始まり、約2ヶ月が経過しました。そこで今回は学校についての情報を書かせて頂きます。

 先ず私の通うコースについてですが、マスターという事なので日本でいうと大学院といったところでしょうか。別の大学を卒業してくる人もいれば、仕事を中断してくる人、中には専門学校や大学に通わずに入る生徒もいます。なので、クラスの中でもできる人とできない人の差が激しいです。ただ授業の内容についてはあまり難しくもなく、基本的な歴史、デザイン、テキスタイル、パターン、コンピュータ等に加えて稀にイタリアの有名メゾンの担当者が学校に来て講義をしたりします。それらの授業をまとめて年に4~5回のプレゼンテーションがあります。そこでテーマに沿ったトワル数体とイメージボードを作って発表します。丁度、現在進めているプロジェクトがあと2週間で発表なのですごく忙しいです。

 我々日本人の強みは、学校で基本的な洋裁技術や知識を学んでいる事、実物を自分だけで作る事ができる、デザインから実物にできる事は強みだと思います。中にはデザインだけを学んできて縫製やパターンができない生徒もいます。その反面、言語が弱点になってしまいます。国内ではイタリア語を使いますが、イタリア人以外の人もいます。その時に必要になってくるのが英語です。言語については常に必要になることと思います。

 学校の施設について、学校はあまり大きくなくそれぞれの部屋が高さだけがあるので我々のクラスの部屋も10人で満員です。室内にマネキン人数分とミシン3台とアイロン台と大きい製図のテーブルだけです。常にスペースがないので、家でやる事と学校でやる事を分けています。その他に図書室やコンピュータ室が主に利用する教室です。

最後に課外授業で行ったフィレンツェのNY Universityと1月末に行った3年生の卒業コレクションの画像も載せておきます。私たちは卒業コレクションがないので、とても参考になり良い刺激を受けました。

今後のスケジュールは、2ヶ月ごとにカレンダーが配布されるので今のところわかりませんが、また学校やその他で大きな事がありましたら次回報告させて頂きますので今回は以上になります。

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本科がスタートして2か月。今回は学校についてのレポートをいただきました。

充実した日々を過ごされているようですね。プレゼン前の忙しい合間にレポートありがとうございました。

パリからの留学レポート【2014年度受賞 椎尾さん】

KFC2014で受賞し、今年の9月からフランスのエスモードパリへ留学している椎尾絵里子さんから留学生レポートをいただきました!

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エスモードパリ校に留学中の椎尾絵里子です。
フランスに来てから2ヶ月半程が経ちました。学校は9月後半から始まったので、学校が始まってからはちょうど2ヶ月程です。やっとパリでの生活が落ち着いてきたのでレポートを送ります。神戸ファッションコンテストのファイナリストの方や、留学を考えている方の参考になりましたら嬉しいです。

私が通う学校・コースについて
エスモードパリ校の3年次Nouvelle couture traditionnelleコースに通っています。エスモードの3年次には、この他にプレタポルテ、リュクス、メンズ、ウィメンズ、キッズ、ニット、ランジェリー、アクセサリー、舞台衣装などのコースがあります。私が通うコースでは、オートクチュールの技術を中心にStylisme(デザイン)Modelisme(作品制作)の大きく分けて2つの科目から成り立っています。Stylismeでは3年次の自分のコレクションについてのリサーチ、デザイン発想デザイン展開を行い、2週間程前にコンセプト発表を行いました。Modelismeではオートクチュールの伝統技術を学びながら、その技術を応用してのコルセットとリトルブラックドレスの作品制作を年内に行います。卒業コレクションの制作は年明けの1月から始まるので、今はその為のリサーチと準備期間です。所属コース以外にも選択授業を1つ選ぶことができ、私はHomme(メンズ服)の授業を選択しました。Homme以外には、皮革、ルサージュとのコラボレーションの刺繍の授業、毛皮、染色、生地と素材の発展など全部で10種類程の授業の中から選択できます。Hommeの授業では、メンズ服の基本について学び、年内までの短期間の授業ですが、メンズのシャツ、デニムパンツ、プルオーバー、ブルゾンのデザイン実物制作を行います。日本で受けていたファッションの授業と、こちらにていくつか重複する項目もありますが、フランスでの呼び名や考え方、仕上げ方など、同じ事でもとても新鮮に感じます。

言葉と生活について
渡仏前に日本にてフランス語の勉強をしていましたが、今でもとても難しいです。今はフランス語で話すより英語で話した方がコミュニケーションが取れるので、どうしても英語を使ってしまっています。授業はフランス語で行われていますが、最初はクラスメイトが英語に訳してくれてやっと理解出来るという状況でした。幸いクラスメイト達は皆とても優しく、「自分たちは母国語だからいつでも聞いて」と言って助けてくれたり、「フランスに居るのだからフランス語で話さないと絵里子の為にならない!」といって私の下手なフランス語に付き合ってくれるクラスメイトもいます。他にもノートをとっていると正しいスペルに直してくれたり、聞き取れないフランス語を文字に書き起こしてくれたり、色々と言葉のハンデを助けてくれます。クラスに日本からの留学生は私だけですが、クラスの半分弱が留学生(ブラジル、マケドニア、アルメニア、中国、アメリカ、ポーランド、アイルランドなど様々です)なので、語学学習の大変さは皆経験していて、気にかけてくれます。(留学生のほとんどは、既にエスモードのフランス校にて勉強して3年目なので、フランス語も凄くうまいです)この状況に甘えてしまって、フランス語の勉強が疎かになってしまう事もありましたが、自分の為にはならないので引き続き自宅でフランス語の勉強を続けています。学校もそうですが、パリには様々なルーツやバックグラウンドを持つ人々が一緒に暮らしていて、色々な言葉、料理、地域、習慣など、ファッションの事以外にも沢山の事が勉強になります。また、自分もその内の一人として日々の生活を楽しんでいます。

ここで、今回の留学レポートを終わろうと思っていたのですが、レポートを書いている途中の13日にパリで同時多発テロが起きました。パリ市内では1月のシャルリ・エブド襲撃事件以来、沢山の軍人が銃を肩から下げて警戒に当っています。私の自宅から最寄り駅までの道にあるユダヤ教の建物の前にも、毎日銃を持った軍人の方が数人立っていて、その光景も日常の一部となっていました。こうした警戒の中で起こった事件なので、とても衝撃が大きかったです。今回のような事件ばかりは、いくら自分が気をつけて生活していても、巻き込まれてしまう可能性は0には出来ないです。そういった恐怖が日常生活のすぐ側にあるという事は、とても恐い事ですが、フランスで暮らす人々は出来るだけ普段と同じ生活を送ろうと心がけています。今回の事件は凄くショックが大きいですが、私もせっかくのチャンスである留学生活を大切にして過ごしていきたいと思います。

学校からの眺めの写真で今回の留学レポートを終わります。

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最終審査会を目前に頑張っているファイナリスト、そして今後留学を目指している方へ、とても有意義な情報とメッセージをありがとうございました。

ノッティンガムからの留学レポート【2014年度受賞 阿部さん】

イギリス・ノッティンガム校へ留学している阿部光希さんから留学生レポートをいただきました!

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イギリスに来て約一ヶ月半が経ち、生活にも慣れたのでレポートを書かせて頂きます。

イギリスに来て最初に感じたのは、、、とにかく寒い!
日本を出た時期は9月上旬で、まだ夏の暑さが残っていたのですが、ヒースロー空港につくと周りはダウンを着ていたりして、トレーナー1枚の僕は一人凍えていました。
気温、天気のチェックは大切です。笑

・生活
僕は幸運にも去年のNottingham 留学生で先輩のフラットハウス(シェアハウス)をそのまま引き継ぐ形だったので、面倒な手続きもいらず、とてもリーズナブルな価格で借りられています。
ここで気づいたのが、慣れない土地で上手く生活する方法としていかに情報を周りから得られるかがとても大事です。
僕はネット以外だと去年の留学生である二人の先輩にとても親切にして頂き様々な費用を浮かせられ、その分を卒業制作にあてようと思っています。

・学校
学校の感想としては、設備の量に驚きました。
ニット、レース、プリント、刺繍、レーザー、3Dなど、今まで高い費用をだして行っていたものがすべて学校でできてしまうので、初日は興奮して見学しました。購買のようなショップもありとても充実してると感じました。

・町
Nottinghamは僕にとってとっても住みやすいです。というのも大きな公園があり、お店も充実していて日本の八王子だと僕は言っています。
日本人は思ってたより多くて、あまりアウェー感はありません。

最後に先日行ったロンドンの写真で締めたいと思います。
ロンドンへはバスで3時間程、電車だと2時間以内でつきます、価格はバスが安く往復20ポンド程です。
写真はロンドンのDover street market (ここに一番きたかったので)と近くのストリートです。

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阿部さんレポートありがとうござます。新しい環境にも、すっかり馴染んでいる様子。これから益々寒くなると思いますので、体調だけは万全に頑張って下さいね。

パリからの留学レポート【2014年度受賞 淺野さん】

KFC2014で受賞し、今年の8月からフランスのサンディカ校(クチュール組合学校)へ留学している淺野友行さんから留学生レポートをいただきました!

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渡仏して1ヶ月がたちました。

初めての一人暮らしが海外で、何から何まで自分でやらなくてはいけない状況の中で生活しています。

ですがせっかくのパリ!楽しむことが一番ですので、料理や洗濯なども手探りで模索しながら楽しんで生活しております。

フランスに来ての感想は毎日が勉強です。フランス人の友達も出来ましたが、言葉がまだ聞き取れなくて、とても頭をつかいますが、それも楽しみながら、毎日勉強しています。

いいことでは、初めてのファッションウィークでYohji Yamamoto2016ssを見ることができ、日本では出来ない体験をすることができました。

またコレクションのスタージュや、パリの文化の日にナポレオンの墓などを見たり、公園でピクニックしたりなど充実の毎日を送っています。

これから学校が始まり忙しさが増しますが、楽しんで学びたいですね。

ヨウジのインキベーションです

これはショーです。

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日本とは異なる環境で新しい生活をスタートされ、慣れないこともたくさんあると思いますが、楽しむことを忘れずに、前向きにがんばっていらっしゃる様子が伝わってきました。いよいよ本科が始まりますので、これからも楽しみながらたくさんのことを吸収していただきたいです。

ローマからの留学レポート【2014年度受賞 粂原さん】

KFC2014で受賞し、今年の8月からイタリアのアカデミア校へ留学している粂原翼さんから留学生レポートが届きました!

語学学校、日常生活など、役立つ情報をいただきました。

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イタリアのローマに留学中の粂原です。8月からローマに渡航し、語学学校に通い始めて1ヶ月が経過しました。
そこで今回は語学学校の情報と生活環境について簡単に書かせて頂きます。

・語学学校の内容
①勉強の流れ
私が学んでいる授業はイタリア語の文法、リスニング、会話を集中的に学ぶコースです。教科書によってクラスが分かれて、私は一番始めの基礎知識から始まり、2週間ごとに次の教科書に上がるシステムでした。最初は発言する事も聞き取る事も難しく、説明はイタリア語か英語なので授業内では理解ができず、家での復習は必然でした。周りの学生達の殆どは日本人を含め、ある程度の語学スクール等で学んで来た人ばかりなので、語学勉強は少しでも早くスクールに通い始める事が後々助かると実感しました。
②交友関係
クラスメイトや他の学生は国籍もバラバラで、ヨーロッパが一番多く、二番目にアリカ、意外とアジアやその他は少なく、その中でも日本人は4~5名いました。10代の生徒は大学進学の為や現役学生が多く、20代からは建築や医療等様々な職種の目的で語学を学びにきているそうで、ファッション関係は今の所まだ出会っていません。
 ③環境
建物は一棟で、その中の1~3階が語学学校として使っているので部屋数も少なく実習室もありません。なので授業時間以外に学校に来ている生徒も少なく、昼食等も近辺のお店に入るか校舎前の広場で食べたりもします。

 

・ローマの環境、生活
 ①家
私が住んでいるシェアアパートは学校からバスもしくは電車で40分くらいの位置にあります。同居人がデンマーク人でまだ慣れていない時から色々助けてもらいました。週末には一緒に観光をしたりもしました。
 ②ライフライン
最寄りの駅からすぐの所にスーパーマーケットがあり、そこで食料品から生活必需品を安価で買い、主に自炊して生活しています。その他の必要な物は学校近辺かテルミニ駅周辺にあるので、学校に通うついでに事が済みます。

・遊び
最後に週末に行った観光と海とサッカー観戦の時の写真です。平日は勉強に追われるので、週末は一日くらいはイベントを入れてバランスをとっています。


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有意義な情報と現地の状況をレポートいただきありがとうございました。

 留学生活をより豊かなものにするためにも、語学の勉強はできる限りやっておくことが大切ですね。

ノッティンガムからGraduate Fashion Weekの写真【2013年度受賞 佐藤さん】

イギリス・ノッティンガム校へ留学している佐藤美菜さんからGraduate catwalk showの写真が届きました!

 

 

佐藤さん、そして先日レポートをいただいた戸川さん共に優れた作品で、さすがKFO受賞留学生。素晴らしい結果だったようです。

お疲れさまでした。

ノッティンガムからの留学レポート【2013年度受賞 戸川さん】

先日レポートをあげさせていただいた佐藤さんと一緒にGraduate Fashion Weekでコレクションを発表された戸川大地さんからもレポートが届きました!戸川さんもKFC2013で受賞し、イギリスのノッティンガム校へ留学されています。今回のコレクションの様子,学校生活、普段の生活、さらに42回コンテストに応募する方達に向けてのメッセージもいただきました。

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Nottingham Trent University に留学中の戸川です。ここノッティンガムに来てから早くも五ヶ月が過ぎ、先日ロンドンで行われた卒コレイベント、Graduate Fashion Weekも終わり、ようやく落ち着いたので、その時の様子や、学校生活の様子、普段の生活の事を含め、レポートを送りたいと思います。

Graduate Fashion Weekとは毎年6月にロンドンで行われる世界最大のファッション卒業生イベントで、毎年イギリス中の40以上の学校が参加し、学校を卒業した優秀な卒業生のコレクションを発表する場で、期間中それぞれの学校がショーを披露します。有名メディア、タレントスカウトを含む多くの来場者が訪れるそうです。私と神戸の相方、佐藤さんも、ノッティンガムから選抜され、コレクションを発表しました。

ノッティンガムで制作したコレクションは、「ruins sanctuary」といテーマで、神聖な廃墟に足を踏み入れた少女を舞台に、テーマに沿った一つのストーリーを立てていきながら制作しました。ジャケットやコートなどのアイテムで、ペールカラーと丸みのある形、スポーティでカジュアルな雰囲気に、実際に廃墟に行った時、私が目にした物を写真に記録し、撮影した写真をコラージュしたりして、テキスタイルやディテールとして服に落とし込みました。服の形をしながらも、人々が普段着ている一般的な服とはどこか違った形を見せる、というのが目標でした。制作していくうちにだんだん分からなくなってきたり、作り込み過ぎて抜け感がなかったり、反省点が沢山残ったコレクションでしたが、こんなコレクションでも、実際に着てみたいと言ってくれた方や欲しいと言ってくれた方、GFWのレセプションの時、気に入ってくれた企業の方々からインターンの誘いがあったりして、見ていてくれるがいるんだなと、嬉しく思いました。

私が入ったBAファッションデザインコースでは、自分で学習計画を立て、自分でプロセスを管理していくことを求められます。学生自身に任される部分が多いので、自発的且つ計画的な行動が重要です。生徒は皆元気で、教室に行くと、よくお菓子パーティのような事をやっていました。皆優しい人ばかりで、私が学校に来たばかりのまだ慣れない雰囲気の時、声を掛けてくれたりしてくれた時は凄く嬉しかったです。イギリス、アイルランドなどの他に中国、台湾、韓国、日本といった様々な国の、異なるバックグラウンドを持った学生で構成されており、この多様さのなかで制作することは自分の考え方が世界の中でどのように捉えられるのか、どこまで通用するものなのかを知るひとつの目安にもなりますし、彼らと意見を交わし合えることは良い経験でした。こっちの学生が選ぶ素材、テキスタイルやグラフィックなども、日本では見られないものばかりでした。授業は自主性。一人の教授につき、一日生徒5-6人という感じで、週に1、2回、制作した仮縫いをチェックしたり、制作のアドバイスをもらったりしながら今後のプランを考えていくというものでした。教授からのアドバイスは的確な事が多く、特に仮縫いの段階の時にアドバイスされた事を取り入れていき、自分で必要ないと思ったら、無視して制作を続けていました。大切なのは積極的な姿勢を忘れないことだと思いました。自分が何か発信すると、そのぶん返ってくるものも大きいと思います。私がここにいて感じたことは、アジア各国の留学生が意欲的な作品を発表し、ヨーロッパのクリエイションを凌駕するデザインを打ち出していることです。同じクラスメイトのアジア人が作るコレクションも、素敵なものばかりで、やはり評判も良かったです。見ていて大きな刺激を貰いました。

 

イギリスでの生活では、特にギャップを感じることがなく日々を過ごしております。しいて言えば、イギリスは良くも悪くもマイペースな社会だと感じました。何かを頼むと待つのは当たり前、予約を取らないと話を取り合っていただけないこともしばしあります。ですが、郷に入れば郷に従えという気持ちで常に挑んでいるのでそういうものかなと思い日々生活しております。他にはこちらの人は皆おしゃべり好きだなと感じました。たまたまレストランで隣の席になったり、買い物のレジで並んだりするとよく話しかけられたりします。その時は、口下手ながらもできる限り会話を楽しむようにしていました。

家は学校から歩いて20分くらいのフラットで、3人のイギリス人と暮らしていました。なので英語の勉強には最適、分からない事があったらすぐに聞いたりしていました。良い人達なのですぐに仲良くなり、日曜の休みの日なんかは、皆で料理を作り、一緒にご飯を食べたりしていました。

 日本の外へ出るという決断には最初は大きなエネルギーが要りますが、今は一度出てしまえば途端に身軽になってしまうものだと実感しています。物事を考えるときに、世界というより大きな範囲で捉えられるようになったこと、日本の社会や文化の良さにも悪さにも気づくことができたことなど、この留学で得るものは服のデザインのことだけではなく、人間として成長する経験でもあり、その経験はまたデザインに還っていくことと思います。このような機会をいただいたことに感謝しています。

 

神戸ファッションコンテストに挑戦される方へ。

日本で行われるコンテストで受賞する作品は、コスチュームのようなものばかりです。私も日本で学生をしていた頃は、服ではなく、コスチュームを作っていました。決して悪い事ではないと思います。でもやはり、ファッションはコスチュームではないという事を、イギリスに来てから改めて認識しました。単に目立つような凄い物を作るだけではなく、これが着るものとして市場に出回った時に、どのような物になるか、どのような人に着せたいかイメージを固めながら制作すると、良い物が出来上がるのではないでしょうか?自分の持つ価値観や独自性を与え、見る人を感動させられるくらいの素敵な作品を作ってください。

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戸川さん。ありがとうございました。

新しく気づいたことに刺激をうけて、今後ますますのご活躍を楽しみにしています。

ノッティンガムからの留学レポート【2013年度受賞 佐藤さん】

イギリス・ノッティンガム校へ留学している佐藤美菜さんから留学生レポートをいただきました!

最新情報と、42回コンテストに応募する方達に向けてのメッセージも頂きました。
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Nottingham Trent の佐藤です。久しぶりにレポート書かせていただきます。

Nottingham Trentは先週ショーが終わり、今週ポートフォリオの提出があったので、学科がだいぶ落ち着いたところです。Nottinghamの授業形態は、完全に自主参加型だと思います。週に1度点検があり、それ以外の授業はすべて自主申告で参加するかどうか決める形でした(最終学年だけです)。なので、クラスメイトの制作意欲にかなりの個人差があると感じました。

学年末にショーがあり、そのショーの中から選抜で10人~20人程度、ロンドンで開催されるファッションショーに参加できる形になります。
(学校のショーの写真が手に入ったので添付しておきます。)

今年は13名、昨年は16名程がデザインコースから選抜されたそうです。これは学校のtutorが選抜するのではなく、London graduate fashion showの開催側の役員が決めるそうです。なのでその年のショーの出来によって人数はばらばらだそうです。自分も選抜していただけたので、来週、ロンドンのショーに参加してきます。
学校のショー前はかなりばたばたしていて、なにかと準備が大変でしたが楽しかったです。
ショー前1週間は2年生の子達がhelperという役割を担います。それぞれの生徒が最終学年の子達の作品の写真やデザイン画等をチェックして、どの生徒のhelperにつきたいか自主的に決めて、各自、直接メールや電話等で連絡を取ってきます(誰もhelperがつかなかった生徒は、tutorにいえば誰か見つけてきて貸してくれます。)。
自分の場合は、スペイン人の子が連絡をくれてhelperになってくれたので、ショー前にくつの裏にテープをはってもらったり、モデルシューティングの手伝いをしてもらいました。余談ですが、ショー当日がその子の誕生日だったのでサプライズで簡単な誕生日祝い等もし、とても楽しかったです。
モデルシューティングもショー前ギリギリにやったので、とても大変でしたが、語学学校時代の友人でMAでphoto shootingを勉強してる友達はカメラマンを、友達が紹介してくれたイギリス人の子がモデルをやってくれたので、本当に助かりました。語学学校時代の友人にもクラスメイトにもいつも本当に助けられてばかりで、みんなに本当に感謝しています。
まだ少し提出物も残っていますが、学科もほとんど落ち着きました。去年の5月に初めてノッツに来た頃から振り返ると、ずーっと友人と優しいノッツの人たちに助けられていました。家やカウンシルタックス、銀行などの手続きも、だいたい友達かイギリス人の人たちが助けてくれて、とてもスムーズでした。(ただ、男の子だと違うかもしれません。EUは女子にとても優しいです。)一部の友人は本当に家族のようで私が課題で忙しい間、フラットに勝手に入ってきてごはん作り置きしてくれていたり、提出おわりにみんなの自国のお酒持ち込んでうちで飲んだりしてました。ホームシックにならなかったのは彼らのおかげだと思っています。
これから留学する方へ、ぜひ友達をたくさん作ってください。特にノッツは日本人少ないので、わからないとちゃんと言えば必ず誰か助けてくれます。そうやって助け合ってるうちにどんどん仲良くなると思います。ぜひ留学生活を楽しんでください。
今年神戸ファッションデザインコンテストに挑戦される方へ。
自分は、日本のファッション業界で求められているデザインとコンテストで求められるデザインにギャップを感じていました。だからこそ、自分がやりたいことを突き通してみてください。どんな傾向のデザインであっても自分の意思をしっかりもって、制作をやりとおしてみてください。自分は海外に来て、いろんな国籍の友達が出来て、それが自分の価値観に大きく影響しました。本当に来て良かったと思っています。コンペと、学校や会社等の両立は大変だとは思いますがぜひ頑張ってください。
佐藤

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佐藤さんありがとうございました。

ロンドンで開催されるファッションショーに選ばれたとのこと。

がんばってください!

パリから留学レポート【2013年度受賞大久保さん】

シャンブルサンディカル留学中の大久保です。

こちらにきて10ヶ月、サンディカの3学年は残り1ヶ月となりました。

現在は学年の最終課題に取り組んでいます。

前回提出した課題を紹介します。

スポーツからインスピレーションを得るという課題で、私はアルピニズムを選び製作しました。A3のドシエ(ポートフォリオ)と、トワルでの1スタイル、集めた資料をどっさり入れた研究ファイルを提出します。サンディカでは、本生地で製作するのは最後のコレクションの1体のみです。その他は全てトワルでの提出なので、自ずと形だけで勝負できるものを作る傾向にあります。生地や色の勉強はあまりしません。私は生地や色などは会社で訓練してきたので何とかなりますが、その辺は少し学校としては割愛しているかなといった印象です。

生地に関しては、パリには生地屋がたくさんあり、コレクションブランドのプレタで使っていた見覚えのある生地の残反がたくさん売られています。ですから生地屋を回っていれば感覚的には生地の勉強はできます。

私がよく行く学校の近くの生地屋さん二件。良い生地で安めだけど激しくナンパしてくる生地、良い生地がたくさんあるけど高すぎて笑ってしまう生地屋

サンディカで推奨されるドシエ作りはかなり現実的です。もちろんクリエイティビティとかも必要ですが、何よりもドシエを通してコミュニケーションできているかが問われます。この課題では全ての点数で私の作品が学年で最高点だったので載せてみますが、みんなそれぞれのやり方でやっていて、点数はそんなに良くないけどセンスあるなあっていう人も結構います。日本人の細かい仕事が好きな先生が多いのか、日本人の評価はいつも高いので、そういう意味でやりやすい環境とも言えます。

サンディカのカリキュラムは間違いなく、洋服のデザインを趣味でなく仕事としてやっていくためのものです。自由にファッション観を育てられてきた日本人(特に私)は、たまにおもしろくないなぁと思ったりとか、タブーを破るのがファッションの良さじゃないのかな、とか思ったりします。でもこの教育方法は、パリの中心でファッション教育を続けてきた学校の持ち味なのかな、とも思います。質が高く、モダンで、王道。そういう服作りを目指せる学校の様な気がしています。私はこちらに来る前、日本の洋服の学校を卒業した後4年間アパレルで働いていた経験があります。会社に入ってから要求されることと、学校で学んだ事には実際ギャップが大きくあり、少し日本のファッション教育に疑問を持っています。そういう部分では私は教育機関としてこの学校はバランスがいいかなと思います。あと、サンディカの学生は本当にがんばる人はすごくがんばります。1学年70人くらいいて、デザインや立体裁断の授業は同じ曜日に同じ部屋で一斉に行なうので、同級生の中での自分のレベルも見えてきます。課題提出の前は人に負けたくないから寝ないで課題をこなします。人生の中に1年や2年、ディオールとか世界の王道ブランドを目指して友人と競い合う時間があってもいいかなと思っています。

 個人的に28歳でこちらに来て何か学べるのかなとも思っていましたが、先生や友達の言葉の一つ一つに発見があります。日本人との考え方の差などを理解する事は、グローバルな世の中で仕事をする上でとても大事だと思います。私は長い間日本で過ごしてしまったため、日本/海外の差がはっきりしてしまっているけれど、このコンテストを目指す人たちはもっとみんなフレッシュな感覚で海外に飛べると思います。クリエイションができる人は、自分のものさしがしっかりありすぎて、フランス人のアドバイスになじめない人もいます。来る事が決まった人は、是非柔らかい頭でこっちに来てほしいと思います。

そして、これからこのコンテストに挑戦する方たちへ。私はもうかなり前から日本のコンテストの善し悪しがわかりません。日本のファッション教育やコンテストに対して、何か変だなとか、現実味がないな、とか思っている方、負けないで自分のいいと思う方向を示してほしいです。そしてもう片方の目で、一番をとれる手段を、冷静に、客観的に考えて形にしていってほしいと思います。相手の潜在欲求を読む事はデザイナーの大事な仕事です。ぜひ審査員の先生方の琴線に触れる作品を作ってください。

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大久保さんレポートありがとうござます!現地の様子など大久保さんの思いが伝わります!

ミラノからの留学レポート【2013年受賞 陳さん】

CIAO、DOMUS ACADEMYに在学中の陳碧泓です。ミラノに来て10ヶ月に経ちました、毎日きちきちで過ごしています。

卒業するまで後2ヶ月、卒製を準備しながらインターンシップも続いています。3ヶ月のインターンシップはマスターコースのプラス単位として認めています。2月から今まであと1週間、SAVRIO PALATELLAでデザイナーアシスタントをやっていて、学校よりもっと専門技術を学べる事がたくさんあります。日本にいた時、三陽商会のトランスワークデザイン室で研修した経験もあったけど、ここで全然通用できない感じしました。前はデザイナーがやっている事を見ながら手伝う事と荷物を取りに行ったり、サンプルを包装したりしました。今はいちから一つのコレクションをやらせてくれました。自分から全力アイディアを出して、デザイナーが良いと思う部分を採用します。こんなやり方で私として成長するスピードが速いし、重視してくれたから自信も上がります。そして、バイヤーさんは直接デザイナー室のションルームに商品を注文しに来て、バイヤーさんから意見をたくさんもらい、次のシーズに役に立ちます。

ものを大切にする、これは最初日本から教えてくれた事、今ミラノでもっと範囲広く感じました。自然、時間、健康はもちろん、そして気分、感想、笑顔なども。ものとものの繋がり、それから次のアイディアに換わって行く事を大切にしています。

新年度の神戸ファッションコンテストに参加する皆さん、自分のアイディアを世界中にはっきり伝えるため、頑張ってください。新しいものをどんどん出しているけど、感想が人々には違います。自分の立場を決めるのが大事だけど、その立場からもっと遠い一歩を出すのはデザイナーとしてもっと重要だと思います。

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陳さんありがとうございました。8月の広州のファッションショーに向けてがんばってください。

パリからの留学レポート【2013年度受賞 大久保さん】

KFC2013で受賞し、昨年6月からフランスのサンディカ校(クチュール組合学校)へ留学している大久保美彩さんから留学生レポートをいただきました!
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パリに来て7ヶ月が経ちました。
こちらにいつまでいられるかわからないので、1日1日を無駄にしないようにと思い生活する毎日です。

学校が10月半ばに始まり、課題に追われる学生生活が始まりました。
サンディカは4年制で、私たちはだいたい3年生の学年に編入します。
3年生はこの学校では今後の働き方を考える大事な年にあたるようで、スティル(デザイン)やモデリズム、縫製の授業の他にも、テキスタイル(プリント生地のデザイン)、アクセサリー(靴)、CAD、進路の授業、英語、生産管理やディストリビューションなどの講義の授業があります。
1年で4つのプロジェクトをやりますが、その他にもかなり課題が多いので、まじめにやると遊んでいられません。
4年生に上がれるのは、3年の中から半分だそうです。

1月の終わりに2つ目の課題提出がありましたが、3年生に日本人は3人いて3人ともよい成績でした。日本人はみんな、頑張りやさんなのかな。(課題提出の結果は、翌週に教室の壁に点数が全員の分一覧で張り出されます。)
他の写真がないので、私のドシエ(ポートフォリオ)の1部。

先日は、学校でオープンキャンパスが行なわれました。先生たちが熱心にお話しする中、私たちも優秀な生徒の作品が見られる機会として見に行きます。1~4年生のクラスと、CSMという1年コースの経験者クラスがあります。CSMは経験者とだけあって、バラツキはあるものの力のある人も多いです。写真はCSMのブースです。でもほんと、うちの学校の人たちはまじめです。

今年始めからテロなど様々な事件が起こり、モード以外の事でも考える事が多い年初めでした。
フランス人の国民性やフランスで起きている問題など、外国人だからこそ客観的に見れる部分がありました。テロの後、大きなデモ行進があり家から少し歩いたところでやっていたので見に行きました。ほとんど白人でした。

フランスでは、年の初めには、陶器の人形の入ったガレットデロワを食べます。予想以上においしくて、たくさん頂きました。パン屋さんによってそれぞれ色があるので、食べ比べるのも楽しいです。

学校はあと数ヶ月ですが、より中身の濃い内容になるとおもうので、大変ですが楽しみながら頑張りたいと思います。

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課題に追われながらも、着実にスキルアップをされているご様子が伝わってきました。
海外では、真面目で手先が器用な日本人が重宝されると聞いたことがあります。
それは、今まで真面目に物事に取り組んでくださった日本人の先輩方の努力のおかげで得られた好評価だと思います。
後輩たちに良い道筋を残してくださった大久保さんに感謝します。

今年は年明けからパリで衝撃的な事件が起こり、海外は怖い場所であるというイメージが付いてしまって、留学を躊躇される方が増えてしまったのではないかと心配しています。
それでも、海外でしか感じられないこと、経験できないことがたくさんあり、それは人生をより豊かなものにしてくれると信じて、2014年度特選受賞者の皆様を送り出したいと思っています。